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大前暁政の21世紀の教育記録

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カテゴリ:学級経営( 10 )

学級経営の「頂点」のイメージ,もっていますか?

f0038779_10494136.jpg ◇ 拙著 「学級経営ピラミッド」 は, 学級経営の「底」から,「頂点」までを解説する書です。



 4月,学級を受けもったときに,この学級は,どのあたりまできているのか?


 それを判断できなくては,その次に何を指導してよいのかが分かりません。


 つまり,学級の成長段階の筋道が分かっていないと,教師は指導に移れないのです。


 いきあたりばったりの指導になってしまいます。


 
◇ここで重要なのは,次のことです。


  ① 学級には,成長の段階があること

  ② その成長段階には,筋道があること



 なんとなく落ち着いた学級をつくれたら終わり,ではありません。

 たった1年でも,もっと先まで進めます。

 学級はどんどん成長させられるのです。


 このあたり,先人の絶版の書籍には,しっかりと書いてあるのです。

 ところが,先人の書籍は,大変手に入れにくくなっています。


 古本で数万円する本も少なくありません。

 そういった本を,何百冊と読み,そのエッセンスを凝縮して,たった一つの図に表したのが,

 「学級経営ピラミッド」 です。


◇本書で説明している「学級経営ピラミッド」の概念は,教育界で初めて提案されたものです。

 
 ピラミッドを知っているかどうか,それだけで,差が出ます。


 今後は,このピラミッドを,知っている人,知らない人,で分けられていくような気もしています。


 特に,学級のピラミッドの「頂点」をイメージできているかは,現場教師の行動に大きな影響を与えることになると考えています。


 何でもそうですが,「ゴール」のイメージがないと,絶対にゴールにはいけません。

 
◇拙著  「学級経営ピラミッド」(明治図書) を多くの方が紹介してくれるようになりました。

 以下,紹介して下さった先生方のブログを紹介します。ありがとうございました。


 1) 「風にふかれて」

 2) 「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」

 3) 「やまかん日記」

 


◇本書が,他の学級経営の書籍と一線を画すのは,何と言っても,「歴代の実践家の学級経営」と,「世界の教育理論」を融合させている点です。


 つまり,先人の知恵がたくさん詰まった書籍になっているのです。


 新採用教師,新卒教師の方,全員に読んでもらいたい書です。

 もし読んだのなら,内緒にせずに,こんな本があるよ,と言ってください。

  
 本とは出会いです。


 現在,ネット書店では,新着ランキングで1位,学級経営カテゴリーで1位の売れ行きを見せています。

 
 ただ,それでも本書の存在すら知らないという人がいるはずです。

 是非,こんな本があるよ,と伝えてほしいと思います。



◇中村健一先生より,御高著「策略ブラック学級づくり」(明治図書)を献本いただきました。

 中村先生がなされている御実践の裏の部分,「策略」を学ぶことができる本です。

 様々なことを策略として練った上で,表面としての教師の姿が現れているのだと感じ入りました。

 教師の実践の裏にある策略とは何なのかを学びたい人は,是非ご一読を。



 
by akimasaomae | 2015-03-08 10:49 | 学級経営

勉強ができる!クラスのつくり方

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◇ 教師の資質として大切なものに,「子どもの学力を伸ばす」力があるかどうかが問われます。

 どの子の学力も伸ばすことができる。


 そんな資質をもった教師ならば,現場から大歓迎されるのです。

 ところが,学力を伸ばすのは,なかなかに難しいものがあります。

 
◇ もともと「できる子」の学力を伸ばすことは,比較的簡単です。

 その子は,能力が高いのですから,一を聞いて十を知るように,伸びていきます。

 少々教え方が下手でも,できる子なら,気の利いた受け答えもできます。

 教師の下手な説明でも,理解できます。


 このように,できる子の学力は,多くの人が伸ばせるのです。



 
◇ ところが,クラス全員を伸ばすとなると,ケタ違いに難しくなります。

 
 できる子を伸ばすことは,ほとんどの人ができます。

 
 しかし,できる子も,普通の学力の子も,勉強が苦手の子も,忘れ物をする子も,特別支援を要する子も,全員を伸ばすというのは,なかなかに難しいのです。


 その結果,クラスは,「できる子はできるまま」,「普通の学力の子は普通のまま」,「勉強が苦手な子は1年経っても勉強が苦手のまま」で終わることがあります。


 
 そして,それを教師自身が「普通だ」と思っている風潮すらあるのです。

 これはまったくおかしな話です。


◇教師の中には,どんなクラスを受けもっても,毎年,全員の学力を伸ばすことができる人がいます。

 できない子も,みるみる学力が伸びていくのです。

 一年後には見違えるようになっています。

 これは一体なぜなのでしょうか?
 


◇教師の「実力の差」・・・・・・・なのでしょうか?

 
 そうではありません。


 実力の差などは,たかが知れています。


 実は,全員の学力を伸ばせる教師は,


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学力を高めるための「システム」をクラスに取り入れている

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 のです。


 つまり,その「システム」さえ知れば,誰だって全員の学力を伸ばすことができるのです。



 拙著「勉強ができる!クラスのつくり方」が,2015年3月に発刊されました。


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 「勉強ができる!クラスのつくり方」(東洋館出版)

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 この本は,「全員の学力を高めるシステム」を紹介するものです。


 知る人は知っていますが,知らない人はまったく知らないシステムだと思います。


 プロの世界では当たり前にされているシステムです。

 ただ,若手教師が増えてきた今,そのシステムの継承はまったくなされていません。

 ベテランがそのようなシステムを一から教える時間も余裕も,人員もありません。

 それに,若手教師で本を読む人はほとんどいませんから,そのシステムを知る術は現場で何年過ごそうが皆無です。

 教員研修でも扱われません。


 拙著「学級経営ピラミッド」(明治図書)の,授業の要素をさらに詳しく解説した書です。

 すでに発刊されている「授業成功のゴールデンルール」(明治図書)は,授業の進め方自体について述べたものです。


 本書「勉強ができる!クラスのつくり方」は,学級を経営していく上で,どのような「学力を高めるシステム」を組み込むのかの,「システムを紹介した本」となっています。

 合わせて読んでいただきたいと思っています。


 

◇私たちは,次の事実を深く受け止める必要があります。

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 毎年どんな学級を受けもっても,学力を伸ばせる教師がいる。

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 学力を高めるシステムを取り入れるかどうか。

 
 それで,クラスの1年後の学力は決まってしまいます。

 




 
◇おまけの話


 私の経験として,「できる子の学力が落ちたクラス」の先生に話を聞いたことがあります。

 
 もう一度繰り返します。

 「できる子の学力が落ちたクラス」の先生です。

 

 先生曰く・・・。

 「保護者の教え方が悪い」


 一瞬,言葉の意味が分かりませんでした。

 しばらく考えて,

 「それは,ひょっとすると,家庭学習の質が悪いことを言っているのですか?」


 と尋ねました。

 すると,「そうです。家庭学習の質が悪いから,できる子の学力が落ちるのだと思っています。だから言ってやりましたよ,保護者に。もっと家で勉強を教えてくださいってね。」

 
 ・・・開いた口がふさがらないとはこのこと。

 
 勉強ができる子をできないようにしたのは,教師最大の「恥」,です。


 「学力を伸ばすのは,教師の責任。」

 そういう意識をもつことが,まずは教師の資質の出発点だろうと思うのです。
 
by akimasaomae | 2015-03-02 09:51 | 学級経営

「学級経営ピラミッド」を教師の世界の常識に

f0038779_10294848.jpg◇新刊「子どもを自立へ導く 学級経営ピラミッド」(明治図書)が発刊されました。


 明治図書のホームページや,amazonでも購入できるようになっています。





 → 「子どもを自立へ導く 学級経営ピラミッド」 (明治図書)


 → 著者インタビュー 



◇さっそく,著書が送られてきました。


 学級経営の頂点のイメージをもつことができる本です。


f0038779_10313865.jpg 学級の最高の状態をイメージできているかどうかは,1年後に違いとなって表れることでしょう。

 全173ページです。

 とても内容が濃い,です。


◇本書を執筆する上で参考にした先人の学級経営を紹介するために,巻末には参考文献一覧も載せています。

 
 学級経営とは,下から土台をつくって,だんだんと頂上に向かって進むことです。


 頂点の学級のイメージがもてているかどうかは,自然と学級の状態を左右することになるでしょう。


 このピラミッドの概念が,教師の世界の常識になることを願っています。





 
by akimasaomae | 2015-02-20 10:32 | 学級経営

「学級経営ピラミッド」という考え方を知る(1)

新刊 「学級経営ピラミッド」 大前暁政著(明治図書) が発刊されます。


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  「学級経営ピラミッド」って何?   
 

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◇学級には,どのような成長段階があるのでしょうか?



 
 学級には,成長段階があります。


 教師の立場から言えば,指導の順序があるのです。


 子どもの立場から言えば,成長の筋道があるのです。


学級経営をしていく上で,学級の成長段階を知ることは極めて大切になります。


 そして,その成長理論とともに,「具体的に,どう指導すればよいのか」を知らなくてはなりません。

 
 つまり,理論と方法の両方を習得しておくからこそ,学級経営は,ガラリと変えることができるのです。


  

学級経営ピラミッドとは,学級の成長段階と,指導法を示した「概念」です。

 
 これまでの日本で行われてきた学級経営のやり方を研究し,現代の課題に対応すべく,つくりあげたシステムです。
 まとめるには,10数年の時を必要としました。


 
 これまでの先人達は,すばらしい学級をつくりあげてきました。


 ただし,足りない点もありました。

 
 それは,例えば,次の点です。


 「授業と学級経営を連動させて,相乗効果を生み出すにはどうすればよいのか?」

 「毎年荒れる子や,学級からはみ出してしまう子,特別支援を要する子に対して,どうすればよいのか?」

 「次の年,担任が替わったとしても,頑張り続ける子どもに育てるには,どうすればよいのか?」

 「大きな夢を追い,努力を続ける子どもを育てるにはどうすればよいのか?」

 「教師の指示通りに動くよう育てるにではなく,自由な自分の意思で動ける子どもを育てるにはどうすればよいのか?」

 「学級を子どもたちが参画して創り上げるには,どのような方法を行えばよいのか?」


・・・・。


 挙げるときりがありませんが,すばらしい学級がつくられてきたにもかかわらず,
実はまだ不十分な点や,明らかにされていない点が,学級経営の理論には残されていたのです。

 

◇画一的な教育は,だんだんと通用しなくなっています。

 子どもが変化していますし,社会も変化しているためです。

 授業面も,画一的に,機械的に進めるのでは,子どもは納得しません。

 それと同じように,学級経営も,現代の課題に対応したものに変化させなくてはならないのです。
 
 もちろん,不易の良さは尊重しつつです。


 つまり,先人の知恵を生かしつつ,かつ,現代の課題に沿った「学級経営の理論と実践」の開発が急務だったわけです。


 「子どもを自立へ導く 学級経営ピラミッド」(明治図書) 


f0038779_15533978.jpg

◇みなさんは,「すばらしい学級」と言われたときに,どのような学級をイメージされるでしょうか?

 そう聞いてみると,意外と,バラバラした答えが返ってきます。

 
 学級には,どういう成長の筋道があり,ゴールはどこにあるのか。


 まずはそれを知ることから始めないと,ゴールの意識がないままに,惰性で学級経営をしてしまうことになります。

 さらに,次のように悩んでいる人もいることでしょう。

 「なぜ,自分の学級は荒れてしまうのか。」

 「荒れていなくても,子どもが学級がうまくまとまっている気がしないのはなぜか。」

 「学級によって雰囲気がまるで違うのはなぜか。」

 「学級の成長ぶりが,教師によって違うのはなぜか。」

 
 こういった悩みをもつのは,ごく自然なことです。


 心ある教師ほど,熱意ある教師ほど,敏感に,学級経営の違いに気付くからです。


 つまり,まず学級経営のゴールへの意識が必要になり,

 さらにそのゴールへの意識とともに,そのゴールに到達するための,具体的な指導法も学ばないといけないのです。



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◇【追伸】

 拙著を,校長先生や現役の先生が,紹介して下さっています。

 講演会の様子も紹介して下さっています。

 感謝申し上げます。

 堺市教育センターホームページ
  
 校長先生の教育最前線レポート

 小学校教師のブログ
by akimasaomae | 2015-01-25 10:19 | 学級経営

教師にとっての「折れない心」とは

◇秋学期になり,講師依頼が再び連続してくるようになりました。
 
 夏季休業中に講師をしてから,今度は冬に連続して講演会が入ります。

 いずれも,教育委員会や学校長を通しての,公的な講演会です。


 講演会の依頼で,担当の教育委員会の方と話していると,拙著のことが出てきました。

 拙著 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) をお読みくださり,講演会を依頼しようと思ったとのことなのです。 

 拙著への感想も,ありがたい御言葉を数々,いただきました。


 「学校を転勤すると,環境が変わって苦しむ先生もいらっしゃる。その中で,折れない心をもてるかどうかは,教師にとって大切なことです。」

 「先生の,絶対にあきらめない,子どもを伸ばすという原動力がよくわかりました。」

 感謝申し上げます。


◇「折れない心」とは,どういうものなのでしょうか。

 それを,具体的な教育場面で解説したのが,本書 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) です。

 若い先生で,子どもとのやりとりで悩んでいる人がいます。

 子どもとの関係が,なかなかうまくいかず,こちらが,愛を与えても,子どもは何も返してくれないというのです。

 こういったことは,よくあることです。

 では,折れない心をもった教師は,悩みなどないのでしょうか。

 悩みがないのではありません。

 一言でいえば,「悩みを悩みと思っていない」のです。

 そういった「考え方」,「心のもちよう」を,自然と身につけているのです。

 
◇「自然と身につける」と言いましたが,これには時間がかかります。

 例えば,サッカーの技能を,自分勝手に練習していて,自然と上手になるかどうかを考えてみればわかります。

 適切な動きを意識してサッカーの練習をするのと,ただ何となく日々サッカーをするのとでは,
 習得の時間がまるで違います。

 メンタル面も同じです。考え方,心のもちようを意識しているかどうかで,身につける時間は圧倒的に変わります。

 サッカーでも,もしうまくなりたいなら,できるだけ早くに,練習を始める方がよいのです。


◇免許更新講習が終わりました。

 多くの方から,お礼の言葉をいただきました。

 遠くから参加された方もいらっしゃいました。



◇明治図書の教育記事の11月号がアップされました。

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 マスターしたい指導技術集(20)
           「自律的な行動」に導く


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 前回に引き続き,自立を支援する方法を述べました。

 

 
by akimasaomae | 2014-11-16 07:57 | 学級経営

連載の新年度第1回が公開されました

 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) への,御感想をたくさんいただいています。

 本当に感謝申し上げます。

 
 今週,「小学校教師用ニュースマガジン」にて,蔵満先生にご紹介いただきました。


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  「小学校教師用ニュースマガジン」 おすすめ本の紹介
 
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 県によっては,全県の本屋で,「大前暁政コーナー」をつくってくださっているところもあります。

 そのコーナーの中で, 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) などの新刊をはじめとして,

 たくさんの著書を,ご紹介くださっています。


 
 心より御礼申し上げます。

 
 その他,先生方のブログでも, 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) のご感想を次々といただいております。

 ありがとうございます。


◇4月になり,明治図書の連載記事の,新年度版がアップされました。

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 マスターしたい指導技術集(13) 
 
         子どものやる気を引き出す条件

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 これからの連載では,学級経営や子どもへの対応を中心に,執筆していく予定です。

  
 是非,ご覧いただけましたら,ありがたく思います。

 
 明治図書の拙著のページへの,応援メッセージも,本当にありがたく思います。
by akimasaomae | 2014-04-15 12:53 | 学級経営

「忙しさ」から身を守る方法

新刊が出ました。

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『忙しい毎日を劇的に変える仕事術』 大前暁政著
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◇東京へ1週間ほど出張へ行きました。

 1週間ずっと、さまざまな研究会に参加し、学ぶわけです。

 その中で、印象的なお話を聞くことができました。

◇それは、次の話です。
 
 「日本の教師の多忙さは、半端ではない」

 外国と比べるとよくわかります。

 
 「学力テスト世界一のフィンランド」と「日本」を比べます。

 1)フィンランドの教師は、夏季休業が、70日ある。
 
 (→日本は、40日。)

 2)フィンランドの教師の仕事の中身は、「授業」が中心。

 (→日本は、生徒指導、掃除、事務、修理、片づけ、備品整理、整備、登下校指導、放課後体育、地域行事・・・・要するに何でも屋)
 
 3)フィンランドの教師は、4:30に家に帰るのが普通。 
 
 (→日本は、5:00にさえ帰っている人は、皆無。)

 4)フィンランドでは、全仕事時間の7割近くが授業の準備として使える。
 
 (→日本は、4分の1以下)

 
◇比べると、「違うな~。」と改めて感じました。

 もっとも驚いたのが、「授業への準備時間の差」。

 圧倒的に、フィンランドのほうが、たくさんの時間を授業の準備に使っているのです。

 「子どもを伸ばす」という教師本来の仕事に重点が置かれていることがわかります。

 
 国が違うので、とやかく言っても仕方ありません。


◇問題だと思うのは、「多忙すぎて」体を壊している先生がいること、です。

 確かに、頑張りすぎて体調を崩す先生が多いです。

 休み時間がほとんどない、というのも、一つの原因でしょう。


◇「多忙」が当たり前の現場なら、その「多忙さ」から身を守る「術」を知るべきだ。

 そう思いました。


 忙しさから身を守る「術」を、分かち伝えたいと思っています。


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 「忙しい毎日を劇的に変える仕事術」(学事出版)
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by akimasaomae | 2010-08-09 16:14 | 学級経営

学級づくりスタートダッシュ

◇学級づくりは最初が肝心です。

 4月の最初がうまくいけば,その後も,学級経営はうまくいくことが多いのです。


 4月最初の指導を必ず成功させるための方法をまとめたのが,

 「必ず成功する!学級づくりスタートダッシュ」です。

 学級づくりの、最初の指導だけに絞って、マニュアル化したものです。



◇マニュアルの中に、「いじめをなくす方法」を入れました。

 「いじめをなくす」、のは、かなり意識的に指導しないと、実現は難しいです。

 教師の観察だけでは、限界があります。

 学校に、いじめをなくすための、「システム」をつくらなければならないのです。

 生徒指導主任をしていたときに、学校にその「システム」をつくりました。

 「いじめを子どもが隠していても、見つけてしまう」という方法もあります。

 問題は、その方法を教師が知らないことです。

 大学で教わらないことです。

 いじめの基準が変わり、いじめの件数が10万件を超え、全国にいじめ問題が取り上げられていた頃に、学生に聞きました。


 「いじめを防ぐ方法を三つ答えてください。」
 誰も答えられませんでした。

 4月に、現場に出る学生さんに尋ねたのです。

 200名で答えられた人は0人です。

◇そのとき思いました。

 「このままでは、多くの新採用の先生は現場に出て困るだろうな。」

 方法を知れば、すぐできます。

 知らないと、0(ゼロ)です。何もできません。

 問題は、方法を教わらないことなのです。

 ならば、自分が紹介しようと思いました。
 
 本の中に「いじめを防ぐシステム」を入れました。

 マニュアルを読んで、失敗を防いでほしいと思います。

 知れば、簡単なことなのです。

◇全国のいじめが少しでも減ればいいと思います。
by akimasaomae | 2010-02-19 22:39 | 学級経営

プロになれる人は早いうちに仕事で成功体験をしているという事実

f0038779_20451794.jpg◇「若い教師の成功術」(学陽書房)が増刷されます。

 本屋では一部品切れになっているようです。

 「新卒~5年目までの教師生活」を紹介した本です。 

◇仕事ができる人に、「どうして仕事がそんなにもできるのですか?」とアンケートをした人がいます。

 興味深いことに、仕事ができる人というのは、ある共通点があったそうです。

 それは、

 「仕事を始めてから、すぐに、「成功体験」したことがある」というものです。

 つまり、
 
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 「入社1年目」で成功したか、失敗したかが、その後の仕事に大きく影響してくる
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 ことがわかったのです。


◇新採用1年目で、成功体験ができるかどうかで、仕事ぶりが変わってくるというのは恐ろしい事実です。

 「若い教師の成功術」では、新卒教師が失敗を回避するための方法をできるだけ多く挙げました。
 
 失敗はつきものですが、「無知による失敗」は避けることができます。

 本で知ればいいだけのことだからです。

◇毎年、大都市では2000人の新卒教師が教壇に立ちます。

 東京では、新採用教師の数が足りず、異例の「秋の教員採用試験」を行うことになりました。

 大量採用時代に入る前の30代は、最も採用試験が厳しい時代でした。

 新採用教師にとってみれば、少し先輩の数が極端に少ないのが現状です。

 教えてもらうチャンスがないなら、本で学ぶしかないのです。

 失敗を是非、回避してもらいたいと思っています。






 

by akimasaomae | 2009-10-10 20:46 | 学級経営

リーダーシップを向上する

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 学級経営に活かす 教師のリーダーシップ入門 

    大前暁政著(金子書房)

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◇教師は,学級のリーダーである。


 当然ながら,リーダーシップに精通していないといけない。



 ところが・・・,


 これまで,教育界で,「リーダーシップを学ぶ必要性」は,声高に語られることはなかった。

 



◇教師のためのリーダーシップに関する「理論書」は,ほとんどない。


 なおかつ,「理論+実践」の両方を兼ね備えた本は,ごくごくわずか,である。


 教師こそが,リーダーシップを学ばないといけない職種にもかかわらず,である。


 


◇リーダーシップを強く意識する出来事があった。

 
 大学の理科研究室で,理科の研究をしていた頃の話である。


 理科研究室で地球科学(正確には,「化学」の方=geochemistry)を専攻していたため、よく山に調査に行っていた。
 
 鉱物や地形などを観察して、記録するのである。

 一口に山と言っても、安全なところから危険なところまで、範囲は広い。

 調査なので、基本的に登山道は登らない。

 「沢登り」が基本である。
 
 沢がないときはどうするか?

 「やぶこぎ」である。

 比喩ではなく、「いばらの道」を行くのが普通である。

 ここは危ないな、というところも登る。

 断崖絶壁を登るとか、
 
 腰までつかる沢を上るとか

 崖をすべり降りるだとか
 
 岩が落ちてきそうな洞窟の中を延々と探索するとか、していた。

◇人里から離れて車で2時間、山道に入って車で2時間の山に入ったときのこと。

 20人ぐらいの編隊を組んで調査をするのだが、最も大切なのは隊長のリーダーシップだと教えられた。

 隊長は、「すぐに決断する」。

 しかも、自信をもって決断する。

 学生の中には、隊長の指示通りにしない者がいる。

 その学生は、こっぴどく叱られる。

 容赦ない、という感じで叱られる。

 なぜ叱られるのか?

 それは、経験豊かな隊長の判断に従わないと、冗談ではなく、命の危険にさらされるからである。

◇指示通りにやらないと、隊員全員に迷惑がかかることになる。

 例えば、ヒグマが出る北海道で、食器類を沢で洗うのはご法度である。

 食べ物のにおいでヒグマがテントに来るかもしれないからだ。



◇そのとき、私が学んだのは、「隊長の決断の速さ」、「自信を持っている態度」であった。

 教師もリーダーシップを発揮しようと思えば、決断の速さ、自信は必要である。

 だが、経験少ない若い教師が、自信をもった判断ができるか?

 否である。

 経験も知識もないところに、決断は、ない。



◇さて,上の出来事は,リーダーシップの分類から言えば,「力強い」リーダーシップである。

 このような,力強いリーダーシップを発揮するには,条件がある。
 
 リーダーシップを発揮するとは、実は、いかに情報を多く集めるか、だと考えている。

 情報を数多く集め、総合的に判断して、やっと決断を下すことができる。

 調査の隊長の決断が、驚くほど速いのは、経験や知識が豊富にあるからなのである。

 経験や知識が豊富にあるから、内から自信も出てくる。

 だから、隊員は隊長についていくのである。

◇では、若い教師はどうやって、リーダーシップを発揮するか。

 それは、情報を数多く集めることである。

 有益な情報がよい。
 
 本も、中身を見て、一つでも参考になるところがあったら、買えばよい。

 一ヶ月の本代にいくら使っているかが、結局のところ、リーダーシップの差となるのである。



◇さて,力強いリーダーシップの発揮の仕方は分かった。


 ところが,リーダーシップには他の方法もある。

 「コーチングとは?」

 「サーバントリーダーシップとは?」

 「X理論,Y理論を教育に生かすには?」

 「ファシリテーターとは?」

 「メンターとは?」

 「フォロワーを生かすリーダーシップとは?」

 「モチベーション3.0とは?」

 「自立・自治に導く段階的リーダーシップとは?」

 ・・・などなど,挙げればきりがない。


 問題は,上に挙げたリーダーシップを,瞬時に解説できるほど理解できている教師が,ほとんどいないことなのである。


 子ども集団を率いていくには,それなりの方法がある。


 リーダーシップを学ばないから,子どもたちは荒れるのである。


 心ある教師だけが共有していた,上のようなリーダーシップの方法論。


 それを,全て紹介した本を作成した。


 「学級経営に活かす 教師のリーダーシップ入門」(金子書房)大前暁政著 


 である。

 
 おそらく,一週間もあれば読める内容である。


 
by akimasaomae | 2009-09-12 21:19 | 学級経営