◇教師の仕事は多忙と言われます。
残業が,世界一の水準にあることが明らかになって以来,
教師の仕事は大変だというイメージがつくようになってしまいました。
◇では,
「余裕たっぷり」な,教師生活を送ることはできないのでしょうか?
答えは,「できる」です。
そのためには,教師は,次の二つのことを学ばないといけません。
一つは, 「仕事術」 です。
仕事の進め方を知らなければ,余裕は出ません。
そして,もう一つが,「時間術」なのです。
ちなみに,「時間術」と,「仕事術」とは違います。
◇ すでに,「仕事術」の書籍は,刊行されています。
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忙しい毎日を劇的に変える仕事術 (大前暁政著)
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そして,ついに・・・,「時間術」に関する本が出版されることとなりました。
◇さて,教師生活は,大まかに,二種類に分かれます。
まずは,忙しい毎日を送っていて,「時間が足りない」といつも感じている状態です。
多くの人が,多忙感をもっていることが,各種調査で明らかとなりました。
そして,もう一種類が,
「余裕たっぷりに,ゆったりとした教師生活を送っている状態」 です。
余裕が生まれると、教師生活はもっと豊かになります。
◇ただし,
「余裕のある」教師生活を送るには,
時間術に関して,
次の二つのことを学ばなくてはなりません。
それは,
①「時間を生み出す工夫」
と,
②「時間の上手な使い方」
の2つです。
この2つを詳しく解説したのが,本書です。
◇ 余裕のある教師生活を送るには,どうしてもこの二つを知る必要があります。
世の中には,多くの仕事をやっている中でも,余裕たっぷりに過ごしている人がいます。
私も最初は不思議でなりませんでした。
私の周りにいる人で,大量の仕事をしている教師がいました。
その人は,実は,余裕たっぷりに生活していたのです。
その秘密を教えてもらい,知ってみると,意外と簡単なことでした。
しかし,知らないと,ずいぶんと時間を無駄にして生きていくことになります。
知れば,ちょっとした工夫なのです。
しかし,
知らないと,もったいない工夫でもあります。
余裕を生み出すための方法は何か?
そして生み出した時間を上手に使う方法は何か?
この両方を知って欲しいと思います。
◇ さて,
これは,恩師に教えてもらったことです。
「無駄な時間が膨大にあっても,自分でそれに気付くのは難しい。」
おそろしい話です。
無駄な時間。
この話を聞いてから,ずいぶんと,私も自身の生活を振り返るようになりました。
無駄な時間,
これが結構多いのです。
◇ 第1段階は,時間を生み出す方法を知ること。
これなくしては,人生を,無駄な時間でいっぱいにしてしまうことになるのです。
◇ 時間が生み出せたら,第2段階です。
それは,「時間の使い方」を知ること。
これを知れば,
余裕のある中で,自分のやりたいことに時間を使えるようになります。
◇ 特に重要なのは,第2段階です。
しかし,恩師は,第1段階でつまずいている人がほとんどだと,憂いていたわけです。
まずは,第1段階を,超える必要があります。
そして,第2段階へと是非進んでほしいと思います。
拙著
「若手教師のための「超」時間術」 (明治図書)では,この両方の段階を示しています。
余裕が生まれると、教師生活はもっと豊かになります。
時間術は,一生物の宝となることでしょう。
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残業ゼロで、授業も学級経営もうまくなる!
若手教師のための「超」時間術
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教師にとって「時間術」を学ぶことは,そのまま,子どもへの教育の充実に反映されます。
ぜひ,教師にとっての「時間術」を学んでほしいと思っています。