◇全国を講演会などでまわっていて,多くの若手教師に出会います。
若手教師の多くが,教師生活に四苦八苦しています。
非常に,ゆゆしき事態です。
ある教育研究家に言わせると,新採用教師の9割以上は,教師生活に困難さを抱えているとか。
一方で,
若くして,教師生活を充実させられている人がいます。
これは一体どういうことでしょうか?
◇どんな仕事にも,「仕事のコツ」というものがあります。
教師の仕事には,教師の仕事ならではの,「コツ」があります。
若くして教師生活を成功させられている人は,その「コツ」を知っていたのです。
問題は,その「コツ」を知らないまま,学校現場に出てきてしまっている人が,圧倒的に多いという事実なのです。
◇コツを知っておけば,若くして,教師生活を成功に導くことができます。
そして,その
コツは,「失敗例」から学んだ方が,理解しやすいのです。
拙著,
「教師で成功する術」(小学館)は,失敗例を紹介する本です。
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『教師で成功する術』 大前暁政著 (小学館)
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「漫画」と「イラスト」がたくさんで,
とても読みやすい本となっています。
本書は,できるならば,4月までに読んでほしいと思います。
時間がないなら,4月中,できたら,5月の連休までには読んだ方がよいです。
というのも,4月と5月のスタート時期に,失敗をしてしまうと,
「手遅れ」になることが多々あるからです。
一度子どもたちからの信頼を失ってしまうと,取り戻すのは,簡単ではありません。
よい教師なのに,たった数回,子どもたちを導くことに失敗しただけで,信頼を失い,
3月まで,ずっと,信頼を取り戻せなかった事例をいくつも見てきました。
一番悲惨なのは,持ち上がりになった教師です。
持ち上がりの2年間,信頼をずっと回復させることはできませんでした。
2年目の3月は,目も当てられないほど悲惨でした。
子どもたちは,すぐに文句を言う,すぐに「先生,できない!」と訴える,
すぐに「気分が悪くなったからやりたくない」と体調不良を訴える始末です。
これはほぼ学級崩壊のレベルです。
◇本書では,
47の「失敗例」が出てきます。
47の中の,
最初の3つだけでも,読んでください!
たった3つで,ずいぶんと,教師生活が楽になるはずです。
ほんの少し,仕事のやり方を意識するだけで,教師生活は変わります。
たった3つでも,知らないと,何年経っても,苦労することになります。
1年目からいきなり成功したい人へ,プレゼントしてほしいと思います。
「教師で成功する術」(小学館) 大前暁政著
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