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大前暁政の21世紀の教育記録

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教師にとっての「折れない心」とは

◇秋学期になり,講師依頼が再び連続してくるようになりました。
 
 夏季休業中に講師をしてから,今度は冬に連続して講演会が入ります。

 いずれも,教育委員会や学校長を通しての,公的な講演会です。


 講演会の依頼で,担当の教育委員会の方と話していると,拙著のことが出てきました。

 拙著 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) をお読みくださり,講演会を依頼しようと思ったとのことなのです。 

 拙著への感想も,ありがたい御言葉を数々,いただきました。


 「学校を転勤すると,環境が変わって苦しむ先生もいらっしゃる。その中で,折れない心をもてるかどうかは,教師にとって大切なことです。」

 「先生の,絶対にあきらめない,子どもを伸ばすという原動力がよくわかりました。」

 感謝申し上げます。


◇「折れない心」とは,どういうものなのでしょうか。

 それを,具体的な教育場面で解説したのが,本書 「プロ教師の「折れない心」の秘密」(明治図書) です。

 若い先生で,子どもとのやりとりで悩んでいる人がいます。

 子どもとの関係が,なかなかうまくいかず,こちらが,愛を与えても,子どもは何も返してくれないというのです。

 こういったことは,よくあることです。

 では,折れない心をもった教師は,悩みなどないのでしょうか。

 悩みがないのではありません。

 一言でいえば,「悩みを悩みと思っていない」のです。

 そういった「考え方」,「心のもちよう」を,自然と身につけているのです。

 
◇「自然と身につける」と言いましたが,これには時間がかかります。

 例えば,サッカーの技能を,自分勝手に練習していて,自然と上手になるかどうかを考えてみればわかります。

 適切な動きを意識してサッカーの練習をするのと,ただ何となく日々サッカーをするのとでは,
 習得の時間がまるで違います。

 メンタル面も同じです。考え方,心のもちようを意識しているかどうかで,身につける時間は圧倒的に変わります。

 サッカーでも,もしうまくなりたいなら,できるだけ早くに,練習を始める方がよいのです。


◇免許更新講習が終わりました。

 多くの方から,お礼の言葉をいただきました。

 遠くから参加された方もいらっしゃいました。



◇明治図書の教育記事の11月号がアップされました。

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 マスターしたい指導技術集(20)
           「自律的な行動」に導く


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 前回に引き続き,自立を支援する方法を述べました。

 

 
by akimasaomae | 2014-11-16 07:57 | 学級経営
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