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大前暁政の21世紀の教育記録

akimasao.exblog.jp

授業を変える「ある意識」

◇明治図書のホームページに,「指導技術の教科書」のページがあります。


 このページに,これだけは身につけたい指導技術を連載しています。


 連載がアップされました。


 以下のリンクで,そのページにいくことができます。

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 『教師なら必ずマスターしたい指導技術集(8)』

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◇他大学へも学生を教えに行く機会があります。

 
 教える内容は,「教育方法論」,「学級経営論」,「授業論」といった内容です。


 教育の方法論について話すわけですが,


 私が理論じみた話をするときは, 『一度学生に活動や思考をさせてから』 にしています。

 
 理論だけ話すと,学生には「実感を伴って」伝わらないからです。


 そこで,発問や資料の読み取りや,事例検討や,問題発見などの作業をさせてから,そのあとで,理論を説明するようにしています。

 一番多く使うのは,発問です。


 教師が何らかの発問をします。


 学生は,自分なりに考えた「最もよいアイデア」を発表します。


 その「アイデア」を,さらに超えるようなアイデアを,大学の教師が示せなくてはいけません。

 
 私の場合,次のように分けて解説をするようにしています。

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 花◎ 教育のプロらしいアイデア
 ◯   プロらしくはないが,普通程度のアイデア
 △   素人でも思いつくアイデア
 ✕   タブーの指導法
 
 番外編 名人のアイデア

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◇名人のアイデアや,プロらしいアイデアは,学生の心理的盲点をついたものらしく,紹介するときに,メモがとまらないといった感じになります。

 そして,この講義は大変好評です。



 講義のあとで,つぎのことを言ってくれる学生がいました。
 
 「次が実習のため,休まざるをえないのが残念です。」
 「休んだ日の資料か,講義のビデオを貸してもらえませんか。」

 学生はとても熱心に講義を聴いてくれています。
by akimasaomae | 2013-12-02 10:24 | 授業の技術と技能
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