◇明治図書のホームページに,「指導技術の教科書」のページがあります。
このページに,これだけは身につけたい指導技術を連載しています。
連載がアップされました。
以下のリンクで,そのページにいくことができます。
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『教師なら必ずマスターしたい指導技術集(8)』
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◇他大学へも学生を教えに行く機会があります。
教える内容は,「教育方法論」,「学級経営論」,「授業論」といった内容です。
教育の方法論について話すわけですが,
私が理論じみた話をするときは,
『一度学生に活動や思考をさせてから』 にしています。
理論だけ話すと,学生には「実感を伴って」伝わらないからです。
そこで,発問や資料の読み取りや,事例検討や,問題発見などの作業をさせてから,そのあとで,理論を説明するようにしています。
一番多く使うのは,発問です。
教師が何らかの発問をします。
学生は,自分なりに考えた「最もよいアイデア」を発表します。
その「アイデア」を,さらに超えるようなアイデアを,大学の教師が示せなくてはいけません。
私の場合,次のように分けて解説をするようにしています。
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花◎ 教育のプロらしいアイデア
◯ プロらしくはないが,普通程度のアイデア
△ 素人でも思いつくアイデア
✕ タブーの指導法
番外編 名人のアイデア
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◇名人のアイデアや,プロらしいアイデアは,学生の心理的盲点をついたものらしく,紹介するときに,メモがとまらないといった感じになります。
そして,この講義は大変好評です。
講義のあとで,つぎのことを言ってくれる学生がいました。
「次が実習のため,休まざるをえないのが残念です。」
「休んだ日の資料か,講義のビデオを貸してもらえませんか。」
学生はとても熱心に講義を聴いてくれています。