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大前暁政の21世紀の教育記録

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新卒教師の心構え 4月から現場に出る人のために(1)

◇新卒教師として4月から現場に出る人に向けた重要なポイントを紹介します。

 【ポイント1】 1冊のノートを用意しましょう。
 
 現場に行くといろいろなことを教えてくれます。
 担任する学年、校務分掌、学校の様子から、鍵の閉め方までいろいろです。
 聞いてすぐ忘れるようだと困ります。
 大切なことはメモを取りましょう。
 
 1冊のノートというのがミソです。
 1冊に全部書き込んでいけばよいのです。困ったらその1冊のノートを見ればよいのですから。

 
 【ポイント2】 わからないことは自分から質問しましょう。
  
 現場に行くと、校長室に案内されて、校長と教頭から学校の説明を受けます。
 自分が知りたいなと思うことは、自分から聞いていきましょう。
 子どもの人数や、担任する学年、特別支援が必要な場合など、聞きたいことがあれば積極的に聞きましょう。
 特に、新学期になるまでに、わからないことが山ほど出てくるはずです。
 初任者には担当の教師がつきますし、まわりの教師も助けてくれます。
 それでも、初任者が何に悩んでいるのかは、まわりには意外とわからないものなのです。
 困ったら自分から聞きにいく。教えてもらったら、ありがとうございましたのお礼を忘れずに。

 【ポイント3】 連絡を密にとりましょう。
 
 日頃から、同じ学年の教師や教務主任、学年主任などとよく連絡を取るようにしましょう。
 連絡と言っても、「今日クラスでこんなことがありました。」ぐらいのレベルでいいのです。
 話をしているうちに、「こんな行事の準備があったなあ。」「あれっ提出物のプリントがあったっけ?」など、忘れていたことにも気付くことができます。
 
 クラスのトラブルなどが生じた場合にも、すぐに連絡を入れます。
 子どもがけがをした場合、いじめが発覚した場合、クレームがきた場合など、逐一連絡を入れるようにします。
 連絡を入れるときに、「○○が起きました。どうしましょうか・・・。」では頼りになりません。
 相談は大切なのですが、管理職や同僚に頼ってばかりではいけません。
 「○○が起きました。私としては、こうしようと考えています。」
 というように、自分なりの解決策を示すべきです。

 【ポイント4】 率先して動きましょう。
 
 新学期は自分の仕事に手一杯ということがあります。
 特に、新卒1年間は何から手をつけてよいのかわからず、仕事がたまって困ったということも起きると思います。
 そんなときに、学校全体の仕事が出てくることがあります。
 例えば、
 「運動会があるので、誰かサッカーゴールを動かしてくれませんか。」
 「窓をきれいにしたいので、誰か水をかけてくれませんか。」
 こういうときに、さっと動けるとよいです。
 学校全体の仕事を知るというのは、後々絶対に役立ちます。
 電話が鳴ったときに、さっと出る。
 お客さんが来たときに、お茶を出す。
 こういうことも、大切な仕事の一つです。
 自分の仕事に加えて、ほんの少し学校全体の仕事にも目を向けましょう。

 【ポイント5】 返事・あいさつをしましょう。
 
 あいさつは自分から元気よくしましょう。
 何だこんなことかと思われるかもしれません。
 でも、社員研修などで、「返事」と「あいさつ」だけを延々と練習する会社もあるぐらいです。
 たかが返事・あいさつと思って侮っていると、見ている人は見ているものです。
 返事もできないのかと思われてしまいます。
 あいさつにしても、「おはようございます。」だけではありません。
 電話に出たときのあいさつ。
 失敗をしてしまったときの「申し訳ございません。」のあいさつ。
 部屋に入るときの「失礼します。」のあいさつ。
 帰るときのあいさつ。
 あいさつをする機会は、たくさんあります。  
by akimasaomae | 2009-01-12 13:30 | 新卒教師(新採用教員のために)
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