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大前暁政の21世紀の教育記録

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新卒教師の心構え 4月から現場に出る人のために (9)

◇教師になったら,子どもを教えなくてはなりません。

 「教師が子どもを教える」

 考えれば,当たり前の話なのですが,これが当たり前になっていない現状があります。

 例えば,教えるためには,指導の技術がないといけません。

 プールで25メートルを泳がせようと思ったら,教師が教えるだけの技術と技能をもっていないといけません。

 教師に教えるための力がないと,子どもに水泳の力をつけることはできません。

 短く言えば,

 「教えるだけの教育技術と技能がないと,子どもを伸ばすことができない」
 
 ということです。

◇当たり前の話です。
 が,勘違いも見られます。

 それは,例え,教師が25メートルを泳ぐことができたとしても,子どもを教えることはできないということなのです。
 
 私は子どもの頃水泳を習っていました。
 当時とれる最高の級までとっていました。

 ところが,水泳をいざ教えるようになると,何もできなかったのです。
 何から教えていいのかわからないのです。

 人に何かを習得させようとすれば,教えるための力がいるのです。
 
 指導技術がいるのです。

 教師が逆上がりができても,子どもができるようになるかどうかは,別の力が必要となります。
 
 では,どうやって指導技術を身につけ,教えるための力を伸ばしていけばよいのか。

 新卒から20代までに,ある努力をすべきなのです。
  
 どういう努力をすればよいのかを示したのが,「20代でプロの教師になれる」の本なのです。

 
by akimasaomae | 2009-02-14 17:21 | 新卒教師(新採用教員のために)
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